IFAの中で「最も実力がある」といわれているのがノーブルエイペックスです。将来を見据えた投資戦略と優秀なファンドマネージャーの手法が相まって、過去20年間で平均13%という他の追随を許さない運用成績を残しています。
2021年12月に、ノーブルエイペックスが「2021年下半期運用報告会」を開催しました。今回も新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、オンラインで開催しています。
今回は「ノーブルエイペックスの2021年下半期運用報告会」の概要をお伝えしていきます。新型コロナウィルス感染症が流行する中、果たして運用はうまくいっているのでしょうか。
もくじ
1、Smith Tam(ポートフォリオマネージャー)
2、投資の概要
3、投資戦略の評価
4、運用成績
5、中国不動産業界について
6、金融拠点としての位置付け
7、まとめ
Smith Tam(ポートフォリオマネージャー)
今回の運用報告会の担当も、ポートフォリオマネジャーの「Smith Tam」でした。
・香港理工大学投資科学学士
・担当資産:株式、投資信託、債券、通貨、商品
・担当分野:投資、ポートフォリオ
・ファンダメンタルとテクニカル分析、ボトム・アップの投資に精通
投資の概要
はじめに、「投資の概要」について説明していました。
・地域分布:アメリカ、ヨーロッパ、アジア、新興国
先進国と新興国の配分は50%/50%にしており、アメリカの株式は一年で20%以上のリターンを残しました。
・資産分布:株式100%
IFAによっては、米ドルを70%保有するなど、保守的な運用を行うこともあります。
ただ、ノーブルエイペックスはそのような運用は行いません。株式100%というアグレッシブな運用を行うことで、将来の資産価値の増加を見据えているのです。
・テクノロジー、ヘルスケア業界に投資
投資業界は「テクノロジー業界」と「ヘルスケア業界」が中心です。いずれも成長の可能性が高く、下振れしにくいのが特徴です。
・ゴールドへの投資戦略を継続
インフレを懸念する人がゴールドに投資する傾向にあり、今後の価格上昇が見込まれます。
投資戦略の評価
次に、「2020年 – 2021年の投資戦略」について説明していました。
・株価上昇を見越したファンド購入
テクノロジーファンドは購入時から価格が4倍に上昇しました。また、ヨーロッパ株式は2017年の購入時から価格が60%上昇しました。
・リスク分散
ボラティリティを抑えるために、一つの新興国に投資するのをやめ、新興国全体に投資するファンドに切り替えました。
・新型コロナウィルス感染症 ワクチン接種
アジアと新興国は先進国に比較してワクチン接種が遅れています。その影響もあり、2021年は年初来で若干のマイナスになっています。
運用成績
続いて、「投資結果」について、見解を交えて説明していました。
上図のように、過去1年(2021年)を振り返ると5.1%の利回りになっています。ノーブルエイペックスにしては珍しく微妙な運用結果だったといえるでしょう。
このような結果になったのは、やはり新興国への投資が振るわなかったことが原因です。ワクチン接種の遅れが、ファンド価格の低迷に繋がったといえるでしょう。ただ、これからワクチン接種が進めば、数ヶ月でファンド価格は上昇すると考えているようです。
また、過去2年および過去5年でみてみると、インデックスの成長を上回っています。しかも、上図にあるように、各種費用を差し引いた後の金額(顧客の手残り資産)が上回っているのです。
海外積立投資では一定の手数料がかかります。そのため、手数料を差し引くとインデックス投資に負けてしまうこともよくあります。
ただ、ノーブルエイペックスに限ってはそのようなことはありません。手数料がかかっても、顧客の資産は確実に増えていくのです。
中国不動産業界について
中国の大手不動産会社である恒大集団のデフォルト(債務不履行:社債などの債券においては利払いや償還が約束通りに行われないことを指す)により、不動産バブルは実質的に崩壊しています。
「リーマンショック」の再来かと心配されましたが、ノーブルエイペックスが分析した結果、そこまでの大規模な金融危機にはならないとのことでした。
また、中国株式のPE(P/E、PER、株価収益率:株価の割安度を示す指標。「株価÷1株あたりの純利益」で計算することができる)は13倍と、アメリカ株式の20倍よりも割安となっています。
景気を支える経済対策、消費者の信頼回復、不動産業界の安定などが図れれば、中国の株式市場は安定してくると見込んでいるようです。
金融拠点としての位置付け
香港はIPOの金額で、ナスダック、ニューヨーク証券取引所に続き、世界第3位の金額でした(2021年)。これは「世界でも信頼できる金融拠点であると認められている証」との見解を示していました。
ただ、中国が香港への影響力を強めていることに対して、安心感を示すために話しているとも受け取れるように思えました。
まとめ
今回は「2021年下半期のノーブルエイペックス運用報告会」について、内容をお伝えしてきました。
ノーブルエイペックスにしては、少し物足りない運用成績でしたが、ワクチン接種が進み、新型コロナウィルス感染症が落ち着けば、運用成績も向上してくることが見込まれます。
ノーブルエイペックスと提携できている正規代理店はかなり少ないのですが、その分きちんとした対応してくれます。
もし「ノーブルエイペックスに運用を任せたい」や「ノーブルエイペックスと提携している正規代理店から話を聞いてみたい」という方は、下記フォームよりお気軽にお問合せください。