多くの日本人顧客を抱えているIFAとして有名なのが「アドミニストレーション」です。堅実な運用を続けていることもあり、日本人からの人気も高いです。
そんなアドミニストレーションが3年ぶりに対面形式で運用報告会を開催しました。ウクライナ情勢や米国の金利上昇の影響を受けていますが、安定した運用は続いているようです。
今回は「アドミニストレーション 2022年度下半期運用報告会」の概要をお伝えしていきます。今回の運用報告会からも、一時的に運用成績が悪くなっても、長期的には着実に資産を増やしそうな印象があります。
もくじ
1、2022年下半期運用報告会
2、IFA・アドミニストレーション
3、「運用報告会の案内をしない代理店」には注意!
4、まとめ
5、YouTube動画はこちら!
2022年下半期運用報告会
3年ぶりの対面開催となりましたが、以前と変わらずカナコード社の「アンディ・フィンチ氏」と「マーク・パイパー氏」がプレゼンテーターを務めていました。
IFA・アドミニストレーションはカナコード社の方針に沿って運用しているので、「カナコード社の運用成績=アドミニストレーションの運用成績」と覚えておきましょう。
※顧客によってはカナコード社以外の運用にしている場合もあります
カナコード社 アンディ・フィンチ氏
カナコード社 マーク・パイパー氏
asset allocation(資産配分)
はじめに資産配分をご紹介していきます。
上図のとおり、アメリカや世界の株式を中心にポートフォリオを組んでいます。また、ウクライナ情勢や米国の金利上昇に備えるためか、現金比率を多くしたように見受けられます。
運用成績
次に運用成績をお示ししていきます。
上図のとおり、直近1年間で21.36%ほど下落してしまいました。こちらはやはりウクライナ情勢や米国の金利上昇の影響を受けた形になります。
ただ、他のIFAも同程度もしくはそれ以上に下落しています。積立投資では乱高下は当たり前なので、それほど悲観することはないでしょう。
直近の運用成績よりも、過去20年間の長期的な運用成績に着目するべきです。長期的に安定した運用をしていることが、アドミニストレーションの実力ともいえます。
IFA・アドミニストレーション
続いてIFA・アドミニストレーションの会社概要などについて紹介していきます。他の記事でも解説していますが、運用方針や日本人サポートなどを改めて確認してみてください。
会社概要
所在地:LEVEL 12, INFINITUS PLAZA 199 DES VOEUX ROAD CENTRAL SHEUNG WAN, HONG KONG
香港保険顧問業協会:No.0451
強制年金代理人:No.IC000919
運用方針
上記でもお伝えしましたが、アドミニストレーションはカナコード社などの運用会社の方針を参考にして運用を行っています。自社にファンドマネージャーを置いていないため、余計なコストが発生しないのです(外部企業に支払う一定のコストはあると推察されます)
外部の方針に沿って運用を行うことには一長一短があると思いますが、全体的なコストカットには繋がります。また、顧客に対してもベストな運用を提供できることになります。
日本人サポート
日本には外国為替及び外国貿易法があるので、アドミニストレーションは直接的には顧客と関わりません。顧客のサポートはアドミニストレーションと提携している正規代理店が行うことになるのです。
※外国為替及び外国貿易法:外国為替や外国貿易など、日本と外国との間の資金や財・サービスの移動や外貨建て取引を規制する日本の法律
ただ、アドミニストレーションの代理店は良し悪しが分かれます。きちんと対応してくれる正規代理店もいれば、対応が悪いブローカーのような代理店もいるのです。
アドミニストレーションが幅広く事業を展開しているため、どうしてもこのような状況になっていると推察されます。安心して任せられる代理店かきちんと見極めるようにしましょう。
「運用報告会の案内をしない代理店」には注意!
アドミニストレーションと契約していても、運用報告会の案内が来ていないという場合もあると思います。
この原因は単純で、「代理店が顧客に対して案内をしていない」からです。
本来であれば代理店がきちんと案内をしないといけないのですが、アドミニストレーション社の代理店は対応の悪いブローカーのような人もいるので、このような事態が発生してしまうのです。
なかには「顧客が運用報告会について知らなければ海外投資をしている意識を薄めることができる。不安に思われて解約を検討されることもないし、新たに疑問が発生しないから質問を受けなくて済む」というように、顧客のことをまったく考えない代理店もいるくらいです。
もしあなたが任せている代理店がそのような対応であれば、代理店の変更を検討することをお勧め致します(IFAはアドミニストレーションのまま代理店だけ変更することが可能です)。
海外投資を続ける上で、不安なことは解決しておくようにしましょう。
まとめ
今回は「アドミニストレーション 2022年下半期運用報告会」について解説してきました。
やはりウクライナ情勢や米国の金利上昇の影響を受けていましたが、長期的な目線で見ると安定した運用を継続しているようです。香港の大手企業であり、対応もしっかりしているので、運用を任せるに値するIFAだと思います。
もしIFA・アドミニストレーションに興味がある場合は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。