あなたは「海外投資」と「ネットワークビジネス」がどのように関係しているか知っているでしょうか?
ネットワークビジネスとは、口コミによって商品を広めていくビジネスのことです。このビジネスモデルでよく売られているのが、サプリメントや化粧品などです。もしかするとあなたも、友人や知人にそのような商品を紹介されたことがあるのではないでしょうか?
実は海外投資も、ネットワークビジネス的に広まっていくことがあります。ただ、そのような流れで紹介された海外金融商品を購入してはいけません。
なぜなら、その紹介者は海外金融機関の正規代理店ではないからです。契約手続きだけ済ませ、加入後に連絡が取れなくなるケースもあります。
今回は「海外投資とネットワークビジネスの関係」についてお話していきます。海外投資を始める際は、必ず正規のルートから契約するようにしましょう。
もくじ
1、海外投資は詐欺ではない
・海外投資のメリット
・海外投資のデメリット
・代表的な海外金融機関(RL360、インベスターズトラスト)
2、ネットワークビジネス的に紹介された案件は要注意
・ネットワーカーが契約を狙う理由
・ネットワーカーはアフターフォローをしない
3、信頼できる正規代理店の条件
4、まとめ
5、YouTube動画はこちら!
海外投資は詐欺ではない
海外投資は詐欺ではありません。契約する金融機関が海外なだけで、仕組み自体は国内投資と変わらないのです。そのため、海外投資は真っ当な投資といえます。
海外投資のメリット
日本で海外投資が注目を集めている理由はいくつかのメリットがあるからです。これらのメリットがあるからこそ、資産が増えていくのです。
・利回りが高い
・安全性が高い
・複利の運用
・手数料が少ない
・海外資産を保有できる
・為替変動により資産が増える
特に「利回りの高さ」は国内投資との大きな違いです。なぜ海外投資は利回りが高いかというと、税金がかからない地域で運用しているからです。
月々5万円を25年間積み立て、平均して8%で運用された場合、キャピタルゲイン税の有無により最終的な資産価値に約1,181万円もの差がでます。それほど運用中に税金が取られないことは大きなメリットになるので
・オフショア地域 ※運用中にキャピタルゲイン税がかからない
⇒25年後に4,755万円
・オフショアでない地域 ※運用中にキャピタルゲイン税がかかる
⇒25年後に約3,574万円
海外投資のデメリット
海外投資にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
・日本人には馴染みがない
・資産が増えるのに時間がかかる
・初期口座期間がある
・途中解約で損をすることがある
・為替変動のリスクがある
いくつかのデメリットはありますが、海外投資にはそれを上回るメリットがあります。長期的に資産を増やすためには、海外投資は有効な手段なのです。
代表的な海外金融機関(RL360、インベスターズトラスト)
日本人が契約できる代表的な海外金融機関に「RL360」と「インベスターズトラスト」があります。いずれも非常に規模が大きく、多くの日本人顧客を抱えています。
これらの金融機関はS&P(スタンダード&プアーズ)やMoody’s(ムーディーズ)、Fitch(フィッチ)など、世界的な格付け会社からも高い評価を受けています。そのような信頼性の高い金融機関に資産を預けるため、やはり海外投資は詐欺ではないのです。
それぞれの金融機関の代表的な商品として、「Regular Savings Plan(RSP)」や「Evolution(エボリューション)」があります。日本人にとても人気のある商品なので、気になる人は下記の記事をチェックしてみてください。
ネットワークビジネス的に紹介された案件は要注意
ここまでのお話で海外投資の全体像は理解できたと思います。繰り返しになりますが、海外投資は詐欺ではありません。それではなぜ、海外投資でトラブルが起きたり、「海外投資は詐欺だ」と言われたりするのでしょうか?
それは海外投資がネットワークビジネスのように広まってしまうことがあるからです。
本来であれば、海外金融機関と業務提携をしている正規代理店でないと、海外金融商品の契約手続きを行うことができません。このサイトでも、「信頼できる正規代理店を選ぶ重要性」は再三お伝えしています。
ただ、現状としては正規代理店でない人が海外投資の勧誘や契約の手続きを行うことがあります。そのような人は「正規代理店の回し者」です。海外投資がネットワークビジネスのように広まっているのです。
そのような人からきちんと正規代理店に繋いでくれれば問題ないのですが、実際はそのようにならないことも多いようです。いつまでも正規代理店の回し者が顧客対応を続けているケースが見受けられます。
そのような人は海外投資に疎いので、顧客からの要望に応えきれません。そのうち面倒になって、顧客対応をしなくなってしまうことさえあるのです。このような流れでトラブルが発生してしまうのです。
また、正規代理店も「自分の直接のお客様じゃないから、、、」と、どうしても対応がおざなりになることがあります。回し者も正規代理店も対応しないとなると、顧客は誰にも頼れなくなってしまうのです。
ネットワーカーが契約を狙う理由
なぜネットワーカー(正規代理店の回し者)が契約を狙うかというと、紹介料をもらえるからです。どのような金融商品でも、売れたら利益が発生します。その利益の一部をもらえることがあるのです。
ただ、そのような利益目的の人から契約してはいけません。そのような人は海外金融機関と正式に業務提携をしていません。仮に顧客とトラブルになっても、責任を問われることはないのです。
ネットワーカーはアフターフォローをしない
ネットワーカー(正規代理店の回し者)がアフターフォローをしないのは、継続して紹介料が支払われないからです。大抵の場合、紹介料は一度支払われたら終わりです。
そのため、ネットワーカー目線で考えると、顧客の価値がなくなってしまうのです。仮に保険業界のように継続的にコミッションが入ればきちんとした対応を取るのかもしれませんが、海外投資はそうではありません。
もともと契約だけを狙っている人なので、収入がなくなると途端にやる気をなくしてしいます。やはり、このようなネットワーカーに海外投資を任せるべきではないのです。
信頼できる正規代理店の条件
海外投資を行うのであれば、正規代理店から契約するべきです。正規代理店もさまざまありますが、下記の条件を満たしていれば「信頼できる正規代理店」といえます。
・複数の海外金融機関・IFAと直接業務提携している
・「FP」および「証券外務員」の資格を有している
・海外投資のデメリット、リスクをきちんと説明してくれる
・海外金融商品のデメリット、リスク、手数料をきちんと説明してくれる
・担当者自身が海外投資を実践している
可能な限り、この条件を満たしている正規代理店を探すようにしましょう。
まとめ
今回は「海外投資とネットワークビジネスの関係」についてお話してきました。やはり、どのような業界においても、ネットワークビジネス的に広まる商品には注意しなければなりません。
海外投資は長い時間をかけて行う資産運用です。その資産額も数千万円から億になることもあります。あなたの大切な資産をきちんと管理するためにも、必ず正規のルートで契約するようにしましょう。