【海外口座を開設する方法】具体的なやり方と注意点を紹介!

もしあなたが海外投資を始めたければ、海外口座(銀行や保険会社などの海外金融機関の口座)を開設しなければなりません。

その口座にお金を送金することで、海外投資を行う準備が整うのです。

今回は「海外口座を開設する方法」を紹介していきます。この方法を知っておけば、スムーズに海外投資を始めることができはずです。

もくじ
1、海外口座を開設する方法
 ・日本から海外口座を開設する
 ・海外に行って海外口座を開設する
2、海外口座を開設するまでの流れ
 Step1 信頼できる正規代理店を見つける
 Step2 海外金融機関を選ぶ
3、海外口座を開設するときに必要な書類
4、まと

海外口座を開設する方法

海外金融機関の口座を開設するには、二通りの方法があります。それぞれを順に紹介していきます

1、日本から海外口座を開設する

海外口座は海外に行かなくても開設できます。実は日本にいながら海外口座を開設することができるのです。

具体的には下記の流れで、日本から海外口座を開設することができます。

1、海外の金融機関(海外の投資会社、IFAなどを含む)の正規代理店からを海外の金融商品を紹介してもらう
2、正規代理店と契約手続きを行う
・契約書にサインする
・身分証明書および住所証明書を提出する
※契約内容によってはクレジットカードのコピーやマイナンバーを提出する
3、海外金融機関に契約書が受理され、海外口座が開設される

海外投資を行っている日本人のほとんどが、この方法を用いて海外口座を開設しています。口座の種類によって異なりますが、無料で開設できる海外口座も数多くあります。

あなたが海外投資を行うために海外口座を開きたいのでれば、まずはじめにこの方法を検討するべきです。

 

ポイント!

ここでのポイントは信頼できる正規代理店から海外口座について教えてもらうことです。対応が悪い代理店に任せると、後々にトラブルになる可能性があります。以下の基準を満たしていれば、信頼できる正規代理店といえます。

・海外の金融機関(IFAも含む)と直接業務提携している
・ファイナンシャルプランナーの資格を有している
・海外投資のデメリット、リスクをきちんと説明してくれる
・海外投資信託のデメリット、リスク、手数料をきちんと説明してくれる
・担当者自身が海外投資を実践している

2、海外に行って海外口座を開設する

海外金融機関の口座なので、海外に行って口座を開設することもできます。ただ、この方法を用いて海外口座を開設している日本人は少ないです。

なぜなら、海外に行くのにお金がかかるからです。基本的には日本で海外口座を開設する方が低コストで済みます。

また、海外に行くのに時間がかかります。時間にゆとりがある人はよいかもしれませんが、忙しい人にこの方法は向きません。

 

注意点!

日本人向けの「海外口座開設ツアー」が企画されていますが、参加しないようにしてください。なぜなら、費用が高いからです。

このようなツアーは「海外口座の開設サポート」と「海外観光」を合わせて行うパッケージ商品です。値段が適正であればよいのですが、かなり儲けが上乗せされています。

例えば、「2泊3日 香港銀行口座開設ツアー」であれば20~30万円もの費用を請求されます。ただ、実際にかかる費用(口座開設費用、飛行機代、宿泊費など)は10万円以下です。

このようなツアーに申し込まなくても、海外口座を開設することはできます。無駄にお金をかけることなく、日本で海外口座を開設することを考えましょう

海外口座を開設するまでの流れ

次に、海外口座を開設するまでの流れを解説していきます。海外口座を開設するには以下の2つの手順を踏む必要があります

Step1 信頼できる正規代理店を見つける

はじめに、信頼できる正規代理店を見つけます。上記でも述べましたが、以下の基準を満たしていれば、信頼できる正規代理店の可能性が高いです。

複数の海外金融機関・IFAとと直接業務提携している
・「FP」および「証券外務員」の資格を有している
・海外投資のデメリット、リスクをきちんと説明してくれる
・海外金融商品のデメリット、リスク、手数料をきちんと説明してくれる
・担当者自身が海外投資を実践している

ここで「信頼できる正規代理店にはどこで会えるの?」と思った人もいると思います。

実は正規代理店を見つけるのは簡単ではありません。銀行や保険会社に行っても海外投資を行うことはできないため、自分で海外金融機関の正規代理店を探さなければならないのです。

※銀行や保険会社にも海外に投資する金融商品はありますが、国内の金融機関を経由しているため、純粋な海外投資にはなりません。海外投資とは「海外金融機関と契約すること」です。

「海外金融機関と業務提携している投資顧問会社や個人事業主」がいるので、ネットやセミナー、知り合いの紹介などから正規代理店を見つけましょう。そして、上記の基準を満たしているかを忘れずに確認するようにしてください

Step2 海外金融機関を選ぶ

次に、正規代理店から海外金融機関を紹介してもらいます。海外にはさまざまな金融機関があるので、地域の特性や金融機関の特徴などを踏まえ、自分にとってベストな金融機関を選ぶようにしてください。

ちなみに、日本人に人気がある金融機関(および地域)は以下のとおりです。

・RL360゜(マン島)
・インベスターズトラスト(ケイマン諸島)
・HSBC(香港)
・スタンダードチャータード銀行(香港)

以上のような流れで、海外口座を開設することができます。海外口座というとハードルが高いように感じるかもしれませんが、意外と手順は簡単です。

海外口座を開設するときに必要な書類

続いて、海外口座を開設するときに必要な書類を紹介していきます

契約書

海外金融機関と「契約書」を交わす必要があります。日本人はハンコの習慣がありますが、海外の契約は基本的にサインです。

金融商品によって異なりますが、だいたい20枚くらいの契約書にサインすることになります。契約書の種類や内容に関しては、代理人に確認するようにしましょう。

【契約書のサイン箇所の一例】

身分証明書のコピー

海外金融機関に「身分証明書のコピー」を提出する必要があります。

海外金融機関に身分証明書として認められるのは以下の通りです。基本的にはいずれかの両面コピーの提出を求められます。

・パスポート
・運転免許証

住所証明書のコピー

海外金融機関に「住所証明書のコピー」を提出する必要があります。

海外金融機関に住所証明書として認めらるのは以下の通りです。基本的にはいずれかのコピー(裏面があるものは両面コピー)の提出を求められます。

・運転免許証 ※身分証明書として使用した場合は住所証明書としては使用できない
・公共料金証明書
・住民票
・税金納付書
・クレジットカード明細書
・ローン明細書
・建物の賃貸借契約書

クレジットカードのコピー

海外口座を開設し、海外投資を行う場合は「クレジットカードの両面コピー」を提出する必要があります。積立投資などであれば、クレジットカードで支払いが行われるからです。

ただ、海外口座にお金を入れておくだけであれば、海外送金などで対応可能です。そのため、クレジットカードのコピーを提出する必要はありません。

マイナンバー

海外金融機関に「マイナンバー」を提出する必要があります。

金融機関や金融商品によって異なりますが、基本的には契約書にマイナンバーを記載することになります。また、マイナンバーカードのコピーを提出する場合もあります。

以前はマイナンバーを提出する必要はありませんでした。ただ、国税庁が「国外財産調書の提出制度」を制定したことにより、現在はマイナンバーの提出が義務付けられています

国税庁:国外財産調書の提出制度

まとめ

今回は「海外口座を開設する方法」を紹介してきました。そのポイントを改めて下記に記載します。

・海外口座は「日本から開設する」、「海外に行って開設する」という二通りの方法で開設することができる。基本的には「日本から海外口座を開設した方が良い

・海外口座を開設するためには「信頼できる正規代理店を見つける」⇒「海外金融機関を選ぶ」という手順を踏む必要がある。

・海外口座を開設するためには、契約書、身分証明書のコピー、住所証明書のコピー、クレジットカードのコピー、マイナンバーを提出する必要がある(金融機関や金融商品によって異なります)。

このポイントを抑えておけば、海外口座を開設するのは難しくありません。海外資産を保有するためにも、あなたも海外口座の開設を考えてみてはいかがでしょうか?

                                   

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