海外投資を始めようとしている人は、ほぼ必ず「どの地域を選べばいいんだろう?」と迷います。日本でない地域で資産運用を行うので、このように思うのは当然かもしれません。
日本人が海外投資を行える地域は限られますが、それでもいくつかの選択肢があります。せっかく海外投資を行うなら、安心して運用できる地域を選びたいものです。
今回は多くの日本人が海外投資を実践している「マン島」について紹介していきます。もしあなたが海外投資を考えているなら、まずはマン島での運用を検討しましょう。
もくじ
1、マン島とは?
2、マン島の金融の歴史
3、マン島で海外投資を行う3つのメリット
メリット1 信頼性が高い金融機関に運用を任せられる
メリット2 運用中に税金がかからない
メリット3 保障制度が充実している
4、マン島で海外投資を始める方法
5、まとめ
6、YouTube動画はこちら!
マン島とは?
「マン島」という地域をはじめて聞いた人も多いと思います。そこで、まずはマン島の詳細を紹介していきます。
参考サイト:お金のガイドブック
マン島は「グレートブリテン島(イギリスの本土)」と「アイルランド島」の間にあるアイリッシュ海(アイルランド海)に浮かぶ小さな島です(上記画像参照)。
面積は約572㎢です。これは淡路島とほぼ同じ大きさです。
人口は約86,000人です。これは東京都の稲城市や山形県の米沢市と同じくらいの数です。
マン島はイギリスの島々に囲まれていますが、イギリスの領域ではありません。独自の自治権を持つ地域なのです。そのため、法律や税制はイギリスと異なります。
ただ、マン島は「イギリス王室領属」になるため、イギリスとの関係性は強いです。
イギリス王室領属とは「イギリスの国王が所有する地域」です。昔からイギリス国王が所有していた地域のため、そのように呼ばれています。
また、金融とは関係ありませんが、「マン島TTレース」というオートバイのレースも有名です。世界で最も権威があり、最も危険なレースといわれています。レース時の平均時速は200km以上にもなり、240名以上のレーサーが命を落としてきました。
マン島の金融の歴史
続いて、マン島の金融の歴史について紹介していきます。こちらの項目も下記サイトを参考にさせて頂きました。
参考サイト:お金のガイドブック
マン島はイングランドやノルウェー、スコットランドなど複数の国に統治された歴史を持っています。1765年以降は、イギリス王室に統治されています。
イギリス王室領属になってからは、政権や金融、警察などの組織を持つようになりました。現代でもイギリスとの繋がりは深いですが、マン島は「独自の自治権を持った国家」です。
マン島の議会制度(法律を決める制度)は1,000年近く続いています。世界最古の議会制度であるため、統治権が何度も移動しても、政治的安定を維持することができたといわれています。
マン島は古くから「オフショア(税金がかからない地域)」として、世界の金融業界の中心的役割を担ってきました。世界中の企業や投資家、金融機関などからお金が集まってきたのです。
莫大な資産を保有していたことが、マン島が長年に渡って繁栄し続けた要因です。そして、この状況は現在も続いています。幾社もの世界有数の金融機関が、マン島で経営を続けているのです。
このような背景があるため、マン島はS&P(スタンダード&プアーズ)やMoody’s(ムーディーズ)から、最高の評価であるAAAおよびAaaを付けられています。金融業界においては、それほど信頼性が高い地域なのです。
マン島で海外投資を行うメリット
ここまでの話で、マン島が金融業界で非常に重要な地域であることがお分かり頂けたと思います。
おそらくここで気になるのは、「マン島で海外投資を行ったらどんなメリットがあるの?」ということだと思います。その答えを以下に記載します。
メリット1 信頼性が高い金融機関に運用を任せられる
RL360゜や Friends Provident など、歴史が古く信頼性が高い金融機関に運用を任せることができます。
実際に、日本人の契約者数が最も多い海外金融機関はRL360゜といわれています。
メリット2 運用中に税金がかからない
マン島はオフショア(税金がかからない地域)であるため、運用中に税金がかかりません。無駄な税金を払うことなく、雪だるま式に資産を増やすことができるのです。
運用中に税金がかからないというのは、顧客によって非常に大きなメリットになります。オフショア地域とオフショアでない地域での運用益の違いを見ると、そのメリットを実感できると思います。
【具体例】
月々の積立額:5万円
運用期間:25年間
平均利回り:8%
・オフショア地域 ※運用中にキャピタルゲイン税がかからない
⇒25年後に4,577万円
メリット3 保障制度が充実している
マン島の歴史で金融機関が破綻したことはありません。それほどマン島の金融機関の経営は安定しているのです。
マン島の金融機関は、マン島が定めた最低余剰金の10倍程度の資産を保有しています。つまり、想定外の金融危機が起きても、十分に対応できる余力を持っているのです。
また、金融機関と顧客の資産は分別管理されています。そのため、もし金融機関が破綻しても、顧客の資産は守られるのです。
万が一、分別管理を超えて顧客の資産に影響が出たとしても、マン島には「投資家保護法」があります。
マン島で海外投資を始める方法
マン島で海外投資を始める場合、他の海外投資と同様に正規代理店を経由して契約することになります。
ここで重要なのが、信頼できる正規代理店に依頼するということです。具体的には下記の基準を満たしていれば問題ありません。
・複数の海外金融機関・IFAと直接業務提携している
・「FP」および「証券外務員」の資格を有している
・海外投資のデメリット、リスクをきちんと説明してくれる
・海外金融商品のデメリット、リスク、手数料をきちんと説明してくれる
・担当者自身が海外投資を実践している
マン島にはRL360゜などの世界有数の金融機関があります。優良な正規代理店であれば、RL360゜を紹介できないはずがありません。実際にどの金融機関を選ぶかは本人次第ですが、RL360゜であれば安心して運用を任せることができるはずです。
まとめ
今回紹介したように、海外投資を始めるなら、まずはマン島での運用を検討するべきです。
マン島の歴史的背景や充実した保障制度があること、オフショアであることなどを鑑みると、その理由も納得できるはずです。また、世界有数の金融機関が数多くあることも、マン島を選ぶ理由になります。
安易に他の地域を選ぶのではなく、王道であるマン島を選んでおけば、将来的に後悔することはあり得ないでしょう。