Investors Trust / インベスターズトラストの「S&P500 Index」の魅力は何といっても元本が確保されていることです。
元本確保のため、「安定的に資産を増やしたい」というニーズを持った人に向いている金融商品です。日本人は特に安定志向が強いので、大勢の人がS&P500 Indexに加入しています。
今回はS&P500 Indexについて詳しく解説していきます。「海外投資には少し不安がある」という人でも、元本確保型の商品なら安心して始めることができるはずです。ただ、元本確保型のデメリットもあるので、その点を注意した上で検討してみてください。
もくじ
1、Investors Trust / インベスターズトラスト
2、S&P500 Index
・概要
・手数料
・ボーナス
3、まとめ
4、YouTube動画はこちら!
Investors Trust / インベスターズトラスト
はじめに「Investors Trust / インベスターズトラスト」の概要について紹介していきます。
Investors Trust / インベスターズトラストは2002年にケイマン諸島に設立された金融機関(保険会社)です。会社としての歴史は浅いですが、手数料の安さなどのメリットが評価され、日本人の契約者が増えてきています。
Investors Trust / インベスターズトラスト 公式ページ
Investors Trust / インベスターズトラストの会社概要、歴史、背景
・2002年に設立。
・本社:ケイマン諸島(Governors Square Unit 3-107A 23 Lime Tree Bay Avenue P.O. Box 32203 Grand Cayman KY1-1208 Cayman Islands)
・オフイス:アメリカ、香港、マレーシア、ウルグアイ、プエルトリコ、ドバイ
・世界100ヶ国以上で事業を展開している。
・Investors Trust / インベスターズトラストは顧客の資産をバンク・オブ・アメリカで分別管理している。
・Investors Trust / インベスターズトラストの監査は世界4大会計事務所であるKPMGが行っている。
・格付けはA-(Excellent)※A.M.Best社
引用:会社案内ビデオ
それでは次に、Investors Trust / インベスターズトラストの「S&P500 Index」について解説していきます。
S&P500 Index
「S&P500 Index」はInvestors Trust / インベスターズトラストの主力商品の一つです。その名の通り、アメリカの上位500社の株価を反映しているS&P500のインデックス指数に連動した運用成果となります。
もう一つの主力商品であるEvolution | エボリューションと違い、元本確保という特徴があります。
ただ、元本が確保されている代わりに、契約時に決めた期間は積み立てを続ければなりません。途中で積み立てを停止してしまった場合など、条件を満たせなくなると元本が保障されなくなることがあります。
S&P500 Indexの概要
・積立期間
10,15,20年のいずれかを選択
※積立金に対して以下の割合が最低保証となる
⇒10年:100%、15年:140%、20年:160%
・運用期間
満期(10,15,20年)を迎えると償還手続きが行われる
・保障期間
運用期間に準ずる
・支払猶予期間
90日
・契約者数
1名or 2名(共同名義の相手に制限はない)
・契約可能年齢
10年プラン:18~60歳
15年プラン:18~55歳
20年プラン:18~50歳
・積立年齢制限
満70歳の誕生日まで
・初期口座期間
10年プラン:14ヶ月
15年プラン:25ヶ月
20年プラン:28ヶ月
・満期受取金
時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)
※積立金に対して以下の割合が最低保証となる
⇒10年:100%、15年:140%、20年:160%
・死亡時受取金
時価総額の101%
※契約後2年以内に病気や障害による死亡もしくは自殺があった場合は、死亡給付金は支払われない。また、猶予期間内に積み立てをしなかった場合は、死亡給付金は支払われない。
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners)
アメリカ内銀行口座自動引き落とし
海外送金 ※四半期 / 半年払い / 年払いのみ
・積立通貨
米ドル
・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い
・最低積立金額
米ドル:200米ドル
・プラン最低維持額
米ドル:24,000米ドル
・身分証明書 ※いずれか一つ
パスポート、運転免許証
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、住民票、クレジットカード明細書
・譲渡
書面による手続きにて譲渡可能 ※譲受人は18歳以上
・減額
最低積立金額(200米ドル)を維持することを条件に、減額可能
※減額すると元本保証が無効になる
・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
※最低取崩額は600米ドル
※取り崩すと元本保証が無効になる
・一時停止
一時停止不可
・停止
停止不可
・解約
いつでも申請可能
※解約時の残存契約年数に基づいて、初期口座管理手数料の未払い分が徴収される
S&P500 Indexの手数料
ここでは「S&P500の手数料」について解説していきます。S&P500は元本確保型の商品であるため、他社の商品やインベスターズトラストの他の商品と比べづらい面がありますが、手数料は割高です。
・契約手数料
10米ドルを毎月徴収
・年間管理手数料
10年プラン:時価総額×2.0%を毎年徴収
15年プラン:時価総額×1.7%を毎年徴収
20年プラン:時価総額×1.1%を毎年徴収
・ストラクチャー手数料
時価総額×0.125%を毎月徴収
・信託報酬 ※IFAによって異なる
インデックス投資のため、原則なし
S&P500 Indexのボーナス
・ロイヤリティボーナス (満期に付与されるボーナス)
※10目から5年ごとに支給される
【積立年数】
10年:積立総額の7.5%
15年:過去5年間の積立総額の5%
20年:過去5年間の積立総額の5%
※ロイヤルティボーナスは、減額および一部解約をすると適用されない場合があります
まとめ
S&P500は「元本を確保しておきたい」や「安定した運用がしたい」という人に向いている商品です。
ただ、元本が保障されている代わりに、高利回りは狙えない仕組みになっています。これではせっかく海外で運用しているのに、そのメリットを活かしきれません。
どうしても「海外投資」と「安定運用」に拘るならS&P500でも構いませんが、そうでなければRL360 の「Regular Savings Plan | RSP」やInvestors Trust / インベスターズトラストの「Evolution | エボリューション」を検討した方が良いです。理由はこれらの商品の方が資産が増えていく可能性が高いからです。
☆参考記事☆
【海外積立の王道!】RL360の「Regular Savings Plan」を徹底解析!
☆参考記事☆
【手数料最安!?】インベスターズトラストの「エボリューション」を紹介!
ただ、その人のニーズによってふさわしい商品は異なります。商品の特性はもちろんのこと、増やしたい資産額や将来ビジョンなどをよく考えて選ぶことが大切になります。