世界最大手の保険会社として有名なのが、カナダに本社を構える「サン・ライフ」です。
その預かり資産額は70兆円を超え(日本生命保険相互会社と同等の資産額)、世界各国に拠点を置いています。
今回は「サン・ライフの会社概要」と「サン・ライフが取り扱っている生命保険」について解説していきます。優良な商品ばかりなので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
もくじ
☆ サン・ライフ
・サン・ライフの会社概要、歴史、背景
1、LIFE Brilliance | ライフ ブリリアンス
2、Commitment | コミットメント
3、Promise Income | プロミス インカム
4、Sun Bright | サン ブライト
5、Sun Educator | サン エデュケーター
6、Hope Educator | ホープ エデュケーター
7、Life Enhancer | ライフ エンハンサー
8、Universal Life | ユニバーサルライフ
9、Sun Health Critical Illness | サンヘルスクリティカルイルネス
☆ まとめ
☆ YouTube動画はこちら!
サン・ライフ
はじめに世界最大手の保険会社である「サン・ライフ」について紹介していきます。
サン・ライフの会社概要、歴史、背景
・カナダのトロントに本社を構える大手保険会社
・1865年に創業
・1892年に香港支店を設立
・カナダ、アメリカ、イギリス、アイルランド、香港、フィリピン、日本、インドネシア、インド、中国、オー ストラリア、シンガポール、ベトナム、マレーシア、バミューダなど、世界27カ国に拠点がある
・トロント証券取引所、ニューヨーク証券取引所、フィリピン証券取引所に上場している
・ コーポレートナイツ社(カナダにある経済専門誌の出版社)が発表している「Global 100(世界で最も持続可能な 100社)」に13年連続でランクインしている(2017年時点)
※北米の保険会社では唯一入賞
・従業員数は5万人以上
・預かり資産額は1兆1,000億カナダドル(約87兆円)を超える
※国内最大手の「日本生命」の預かり資産は約67兆円
・最低事業継続資本・余剰要件は毎年200%を超えている
※カナダの金融機関監督庁は150%を維持するよう求めている
【格付け機関の評価】
・AM Best A+
・MOODY’S Aa3
・STANDARD&POOR’S AA
・DBRS AA
※日本国内で同等の評価を受けているのは「メットライフ生命保険」のみ(2017年時点)
日本人であればオフショア地域の拠点である「サン・ライフ香港」と契約することが多いです。通常であれば香港で契約手続きを行わなければなりませんが、投資顧問会社などを経由すれば国内で契約することが可能です。
1、LIFE Brilliance | ライフ ブリリアンス
ここからはサン・ライフの商品を紹介していきます。数多くの商品がありますが、一番加入者が多いのが、「LIFE Brilliance | ライフ ブリリアンス」という商品です。
この商品が選ばれているのにはいくつかの理由がありますが、特段評価されているポイントが以下の二点です。
・元本が確保されている
・資産が大きく増えていく
具体例として、下記のシミュレーションを見てください。
この運用シミュレーションでは、5年間で48,195米ドル(約500万円)の保険料を支払っています。
ご注目頂きたいのが、赤枠で囲った部分です。なんと、15年経つと解約返戻金が払込保険料累計を大きく超えています。
解約返戻金:83,011米ドル
払込保険料累計:48,195米ドル
このグラフには記載されていませんが、12年経った時点で解約返戻金が払込保険料累計を上回ります。つまり、12年経てば元本が確保されるのです。
そして、それ以降も資産は増え続けます。少し現実離れしてしまいますが、100歳になったときの資産額は1,496,210米ドル(約1億6千万円)です。繰り返しになりますが、保険料は500万円しか払っていません。
これらのことから、「LIFE Brilliance | ライフ ブリリアンス」が非常に優れている金融商品であることがお分かり頂けたと思います。より詳しい情報は、下記の記事に載せておりますので、ぜひご確認ください。
2、Commitment | コミットメント
続いて紹介する商品は「Commitment | コミットメント」です。
Commitment | コミットメントは死亡保障のある養老保険で、年数が経つにつれて解約返戻金と死亡保険金が増えていきます。ただ、利回りは「LIFE Brilliance | ライフ ブリリアンス」には及びません。
具体例として、シミュレーションをお示しします。
年齢:1歳
保障期間:18年
保険料払込期間:一括
保険料:38,725米ドル(「1ドル=100円」で387万円)
死亡保険金最低保証額:20,116米ドル(「1ドル=100円」で201万円)※契約初期
国内の養老保険と比べるとパフォーマンスは良いですが、海外の他の生命保険に比べると見劣りします。
例えば、契約して10年になるまでは、死亡保険金は約200万円です。死亡保険金が保険料を上回るには、15年必要になる計算です。
これでは「保険料を支払わず、手元に置いておいた方が良い」という考え方もできます。「Commitment | コミットメント」は、死亡保障に弱い一面を持っているのです。
3、Promise Income | プロミス インカム
・保険タイプ
生命保険(利回り型・死亡保障あり)
・申請者の条件
なし
・支払期間
一括,5,8,12,15,20年
・ボーナス
10,20,30年目に加算
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master)、香港の銀行から引落し、海外送金
・商品の特徴
「利回り+運用利益+死亡保障+クーポン機能」がある。
※ クーポンとは時価総額から引かれるお金のことであり、クーポン受取の「時期や金額」を2年目以降で設定できる。その時期を迎えると、自身が定めた金額を毎年受け取ることができる。65歳の年金受給に合わせて、年金とクーポンを一緒に受け取る人もいる
4、Sun Bright | サン ブライト
・保険タイプ
生命保険(元本保証・利回り型)
・申請者の条件
なし
・支払期間
一括など
・ボーナス
10年経過後、5年ごとに時価総額に対して3%、4%、5%のボーナスが付与される
・支払方法
銀行振込(香港の銀行)
・想定利回り
3.75%
・商品の特徴
元本が保証され、安定的に資産が増えていく生命保険。
5、Sun Educator | サン エデュケーター
・保険タイプ
学資保険(利回保証・死亡保障)
・申請者の条件
13歳までに加入しなければならない。21歳で学資金全額を受け取らなければならない。
・支払期間
5,10,18年
・ボーナス
18歳入学時、21歳卒業時に付与される
・支払方法
銀行振込(香港の銀行)
・想定利回り
4%
・商品の特徴
13歳までに加入することが条件。また、21歳で学資金を全て受け取らなければならない。目的が教育資金に限定されているため、被保険者は子どもになる。
6、Hope Educator | ホープ エデュケーター
・保険タイプ
学資保険(利回保証・死亡保障)
・申請者の条件
13歳までに加入しなければならない。
・支払期間
一括,5,18年
・ボーナス
なし
・支払方法
銀行振込(香港の銀行)
・想定利回り
4%
・商品の特徴
学資保険であるため、被保険者は子どもに限定される。
7、Life Enhancer | ライフ エンハンサー
・保険タイプ
生命保険(死亡保障・利回り付き)
・申請者の条件
対象年齢は0~80歳
・支払期間
一括,5,10,15年
・死亡保障額
米ドル:12,500~
香港ドル:100,000~
・ボーナス
なし
・支払方法
銀行振込(香港の銀行)
・想定利回り
なし
・商品の特徴
80歳で満期を迎える。死亡保障が付いていながら、運用もされる。
8、Universal Life | ユニバーサルライフ
・保険タイプ
生命保険(利回保障・死亡保障)
・死亡保障額
時価総額の101%
・申請条件
50,000USD以上 ※一時払い
・支払期間
一括
・ボーナス
なし
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master) 、香港の銀行から引落し、海外送金
・想定利回り
4.1%
・損益分岐点
約4年
・商品の特徴
生命保険商品であるが、死亡保障部分がほとんどない。「年4%の利回り」の定期預金のような商品。想定利回りで運用されれば、10年後に140%、20年後に200%になる。運用途中で引き出し、積立金の追加入金も可能。
9、Sun Health Critical Illness | サンヘルスクリティカルイルネス
・保険タイプ
51種類の疾病保険
・投資対象
主に債券
・死亡保障額
米ドル:20,000~
・申請者の条件
対象年齢は0~65歳
・支払期間
10,15,20年
・ボーナス
なし
・支払方法
銀行引落し(香港の銀行)
・想定利回り
4%
・商品の特徴
死亡原因のトップ3である「がん、心疾患、脳血管疾患」をはじめとして、パーキンソン病などの51種類の疾病に対応できる保険。また、死亡時には保険金が支払われる。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回は香港最大手の保険会社である「サン・ライフ」の商品ラインナップを紹介してきました。
生命保険、学資保険など、さまざまなタイプがあります。また、申請者の条件や想定利回りなど、それぞれに特徴があります。
馴染みのない海外保険商品を比較するのは簡単ではありませんが、その中でも日本人の加入者が圧倒的に多いのが「ライフ ブリリアンス」です。海外生命保険の加入を考えるのであれば、まずはこの商品を検討するべきです。
ただ、必ずしも「ライフ ブリリアンス」が正解というわけではないので、詳細については正規代理店とよく相談して決めるようにしましょう。