【ハンサードの積立商品】アスパイア(ASPIRE)を徹底解説!

かつて日本人の加入者が多かった海外金融機関が「ハンサード・インターナショナル・リミテッド(Hansard)」です。

※現在は日本人の新規契約を打ち切っています

ハンサードはロンドン証券取引所に上場しているマン島の大手金融機関です。ただ、日本人の契約者からは不満の声があがっていました。

今回は、「ハンサード(Hansard)」やハンサードのメイン商品である「アスパイア(ASPIRE)」について詳しく解説していきます。「ハンサードを契約して後悔している」という人にも、参考になる内容だと思います。

もくじ
1、ハンサード(Hansard)
2、アスパイア(ASPIRE)
・アスパイアの商品概要
・アスパイアの手数料
・アスパイアのボーナス
3、ハンサード・アスパイアの解約について
4、まとめ

ハンサード(Hansard)

ハンサード」は1970年にイギリスで設立された金融機関(保険会社)です。その後、1986年にマン島に籍を移しました。

2006年にはロンドン証券取引所に上場しています。そして、2007年にはイギリスの株式指数であるFTSE250に組み込まれました。ハンサードはイギリスでは有名な金融機関なのです

ハンサード公式ページ

アスパイア(ASPIRE)

続いて、ハンサードのメイン商品である「アスパイア(ASPIRE)」について詳細を解説していきます。現在は加入できませんが、多くの日本人契約者がいます

アスパイアの商品概要

・積立期間
10~30年
※1年単位で選択可能

・契約者数
1名or 2名(原則として夫婦または親子でないと共同名義を組めない)

・契約可能年齢
18~65歳

・積立年齢制限
満71歳の誕生日まで(共同名義の場合は年上の契約者が対象)

・初期口座期間
15~24ヶ月
※積立期間により変動

・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、American Express)
BSO香港内自動送金
海外送金
小切手

・積立通貨
ポンド、米ドルなど

・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い

・最低積立金額
150ポンド

・プラン最低額
1,000ポンド

・譲渡
書面による手続きにて譲渡可能 ※譲受人は18歳以上

・減額
初期口座期間終了後に申請可能

・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能

・一時停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能

・停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能

・解約
いつでも申請可能 ※初期口座の時価総額に対して解約手数料がかか

アスパイアの手数料

アスパイアにはいくつかの手数料がかかります。ただ、他の海外積立商品に比べると、軒並み手数料が高いです。

・契約手数料
12.25ポンド(約2,000円)を毎月徴収
※他の海外積立商品は800円程度なので、アスパイアは割高です

・初期口座管理手数料
初期口座時価総額×8%を毎年徴収
※他の海外積立商品は6%程度なので、アスパイアは割高です

・投資口座管理手数料
時価総額×1%を毎年徴収

・信託報酬
時価総額×1%を毎年徴収

・クレジットカード手数料
支払額×2%
※他の海外積立商品は0%程度なので、アスパイアは割高で

アスパイアのボーナス

プレミアムインセンティブ(初回積立時に付与されるボーナス)

毎月の積立額×20%×積立年数
例:毎月5万円×20%×25年=25万円

※月々の積立金額が250ポンド以上の場合に対象となる
※中途解約した場合は、満期時にボーナス分が没収される

初期口座期間終了後のボーナス

年間累積購入ユニット数に対して0.75%増しのユニット数が割り当てられる

※初期口座終了後0.75%のボーナスが付与されるので、投資口座手数料1%が実質0.25%まで下がる

ロイヤルティボーナス

11年目以降の積立金×5%
例:5万円×5%=2,500円

このように、他の海外積立商品同様に、アスパイアにもいくつかの手数料とボーナスがあります。

ただ、契約手数料、初期口座管理手数料は割高です。そして、他の海外積立商品にはないクレジットカード手数料があります

これらのことを考えると、やはりアスパイアで資産を増やすのは難しいといえます

ハンサード・アスパイアの解約について

ハンサードで運用がうまくいっていないなら、解約も検討するべきです。理由としては、やはり手数料が高くて資産が増えづらいからです。

ただ、ハンサードを解約するのは簡単ではありません。それにはいくつかの理由があるからです。

解約手数料が高い

契約中に発生する様々な手数料と同様に、ハンサードは解約手数料も高額に設定されています。途中解約する場合は、元本割れすると考えておいた方がよいでしょう。

業者が引き止める

解約を希望すると、ほとんどの業者は引き止めるはずです。なぜなら、業者がコミッションをもらい続けている場合があるからです。また、契約手続きは業者にとっても面倒です。

そのため、「今やめるのはもったいないです。まだ積み立てを続けましょう」のようなことを言ってくるのです。

また、連絡が取れなくなる業者もいます。そうなると契約者は海外投資難民になってしまうのです。

英語で手続きをしなければならない

代理人の指示に従って手続きをすれば解約は可能ですが、なんらかの理由で代理人が対応できない場合、自分で手続きを行わなくてはなりません。

当然、英語でやり取りしたり英語の書類を提出したりしなければなりません。

【提出必要書類】
解約申請書類
証券原本(契約書原本)
本人確認書類(パスポートコピー)
住所確認書類

住所確認書類は日本語で記載されているのでそのままでは受付できません。英訳して、認証を受けなければいけません。このように自分で難しい作業をしなくてはならず、解約が困難になってしまうのです。

英語ができる人であれば問題ありませんが、そうでない人にとってはかなり大変です。もし今の代理人が頼りないのであれば、他の代理人に任せるのも良い選択だと思います。

もし身近に信頼できる正規代理店がいないという人は、下記フォームよりお問い合わせください。金融庁認可の投資顧問会社に所属しいる正規代理店をご紹介させて頂きます

まとめ

今回はハンサードの会社概要やアスパイアの商品概要についてお話してきました。

アスパイアは手数料が高く、資産が増える可能性が低いです。やはり、将来を任せるには不安な金融商品といえます。また、ハンサードを取り扱っている業者が悪徳なケースが多いため、解約する場合も苦労するかもしれません。

継続と解約のどちらが正解というわけではありませんが、いずれにしろきちんと内容を把握し、決断するようにしてください。

 

 

                                   

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