海外の金融商品は日本とは比べ物にならないほど利回りが高いです。そのため、日本でも「海外の金融商品を購入したい」と考えている人は大勢います。
ただ、私たちが購入できる海外金融商品はあまり多くありません。海外の金融機関が金融鎖国である日本をマーケットとして見ていないため、必然的に日本人が契約できる商品の数も限られてしまうのです。
ただ、このような状況でも「日本人が契約できる海外金融商品」はあります。その中でも最も人気なのが海外積立商品です。
今回は「日本人が契約できる海外積立商品」を紹介していきます。それぞれの商品のメリット、デメリットも比較していくので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
1、海外金融機関が存在する「オフショア地域」とは?
2、「海外積立商品」の仕組み
3、日本人が契約できる「海外積立商品」を比較
☆ RL360°(旧 ロイヤルロンドン360°)
・Regular Savings Plan | RSP ※QUANTUMの後継品
☆ Investors Trust / インベスターズトラスト
・Evolution | エボリューション
・S&P500 Index
☆ Providence Life / プロビデンスライフ
・Compass | コンパス
4、まとめ
5、YouTube動画はこちら!
1、海外金融機関が存在する「オフショア地域」とは?
世界には無数の金融機関が存在しますが、私たち日本人が金融商品を購入するなら「オフショア地域」の金融機関を選ぶべきです。
なぜなら、オフショア地域では税金がかからないからです。キャピタルゲイン税などが発生しないため、余計な税金を取られることなく、資産を増やすことができます。
「オフショア地域」と「オフショアでない地域」でそれぞれ積み立てた場合、将来的な資産価値に下図のような違いが出ます。
【例】
毎月の積立額:5万円
積立期間:25年間
平均運用利回り:8%
キャピタルゲイン税:オフショア地域…なし、オフショアでない地域…あり
運用中に税金が取られるか取られないかによって、最終的な資産価値に約1,181万円もの差がでます(オフショア地域…4,755万円、オフショアでない地域…3,574万円)。それほど運用中に税金が取られないことは大きなメリットになるのです。
2、「海外積立商品」の仕組み
海外の積立商品は日本の積立商品と同様に、「毎月〇〇円を積み立てる」という仕組みになっています。
金融機関はこの積立商品を介して多くの顧客からお金を集め、世界中の金融商品を購入しています。つまり、私たちは海外投資信託を購入するだけで世界に分散投資していることになるのです。
実際にはファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、金融商品の売り買いを指示しています。海外の金融機関のファンドマネージャーはとても優秀で、長期に渡って高いパフォーマンスを残し続けているのです。
そして、上記でお伝えしたように、オフショアと呼ばれる税金がかからない地域で運用されていることも海外積立商品が支持されている理由です。
3、日本人が契約できる「海外積立商品」を比較
それでは、「日本人が契約できる海外積立商品」を比較していきます。それぞれの商品の特徴を捉え、「どれが優良な海外積立商品なのか」、「自身の資産形成に合っている海外積立商品はどれか」などを見極めるようにしましょう。
はじめにその商品を取り扱っている海外金融機関を紹介し、その後に海外積立商品を紹介していきます。
【海外金融機関】
・RL360°(旧 ロイヤルロンドン360°)
・Investors Trust / インベスターズトラスト
・Providence Life / プロビデンスライフ
【海外積立商品】
・Regular Savings Plan | RSP
・Evolution | エボリューション、S&P500 Index
・Compass | コンパス
RL360°(旧 ロイヤルロンドン360°)
RL360°は非常に長い歴史があり、信頼性が高い金融機関(保険会社)です。現在では多くの日本人がRL360°と契約し、資産運用を行っています。
RL360の概要、歴史、背景
・RL360°が属していたロイヤルロンドングループはイギリス系最大手の投資信託・保険会社として1861年に設立した。
・2013年11月に親会社であったロイヤルロンドングループより独立し、社名がロイヤルロンドン360°からRL360°に変更された。
※ロイヤルロンドングループはRL360゜の20%以上の株式を保有しており、両者は現在も密接に関わっている。
・RL360°の独立時には、プライベート・エクイティ会社である「ヴィトルヴィアン・パートナズ」から財政援助を受けた。また、世界的な再保険会社である「ミュンヘン再保険会社」からも支援を受けている。さらに、親会社であるロイヤルロンドングループからの長期融資を受けたことにより、安定した経営が続いている。
・RL360°は世界170ヶ国以上で事業を行っている。
※本社:マン島 オフィス:ドバイ、南アフリカ、香港、レバノン
・AKG Actuaries and Consultants Ltd(金融機関の格付けを提供することに特化した会社)、よりオフショア保険会社最高の格付けである「B+」を獲得した。また、MOODY’SではAa1を獲得した。
それでは次に、RL360°のメイン商品である「Regular Savings Plan | RSP」を紹介していきます。
Regular Savings Plan | RSP ※QUANTUMの後継品
「Regular Savings Plan | RSP」はQUANTUMの後継品として、2019年4月から発売されているRL360°の主力商品です。日本人が契約できる海外積立商品の中で最も加入数が多く、王道の積立商品といえます。
Regular Savings Plan | RSPの概要
・積立期間
5~25年
※1年単位で選択可能
※積立年数が10年未満の場合は最低積立金額が2倍になる
・運用期間
契約から99年間
・保障期間
契約から99年間
・契約者数
1名or 2名(原則として夫婦または親子でないと共同名義を組めない)
・契約可能年齢
18~65歳
・積立年齢制限
満71歳の誕生日まで(共同名義の場合は年上の契約者が対象)
・初期口座期間
18~24ヶ月
※積立期間により変動
⇒5~18年:18ヶ月、19年:19ヶ月、20年:20ヶ月、21年:21ヶ月、22年:22ヶ月、23年:23ヶ月、24~年:24ヶ月
・満期受取金
時価総額(積立金+運用益+プレミアムインセンティブ+エクストラアロケーションボーナス)+ロイヤリティボーナス
・死亡時受取金
受諾者にプランの権利が移る。死亡時から90日以内に死亡申告手続きを行うと、解約手数料がかかることなく時価総額を死亡保険金として受け取ることができる。
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、American Express)
BSO香港内自動送金 ※米ドルのみ
海外送金 ※半年払い、年払いのみ
小切手 ※米ドル、香港ドルのみ ※半年払い、年払いのみ
・積立通貨
日本円、米ドル、ユーロ、香港ドル、オーストラリアドル、イギリスポンド、スイスフラン
・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い ※初期口座期間終了後、積立頻度変更可能
・最低積立金額
日本円:31,000円
米ドル:280ドル
ユーロ:240ユーロ
香港ドル:2,000香港ドル
オーストラリアドル:360オーストラリアドル
イギリスポンド:200イギリスポンド
スイスフラン:260スイスフラン
※積立年数が10年未満の場合は上記金額の2倍になる
・プラン最低維持額
日本円:775,000円
米ドル:7,000ドル
ユーロ:6,000ユーロ
香港ドル:50,000香港ドル
オーストラリアドル:9,000オーストラリアドル
イギリスポンド:5,000イギリスポンド
スイスフラン:6,500スイスフラン
・身分証明書 ※いずれか一つ
パスポート、運転免許証
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、住民票、税金納付書、クレジットカード明細書、ローン明細書、建物の賃貸借契約書
・譲渡
いつでも可能 ※譲受人は18歳以上
・減額
初期口座期間終了後に申請可能
・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
・一時停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能(最長2年)
※停止中は契約手数料が3倍になる
・停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能 ※停止中は契約手数料が3倍になる
・解約
いつでも申請可能 ※初期口座の時価総額に対して解約手数料がかかる ※下記画像参照
Regular Savings Plan | RSPの手数料
他の海外積立商品と同様に、「Regular Savings Plan | RSP」にはいくつかの手数料がかかります。
・契約手数料
日本円:775円、米ドル:7米ドル、香港ドル:50香港ドル を毎月徴収
※停止中は契約手数料が3倍になる
※マン島のインフレ率に伴い、契約手数料は毎年見直される
・初期口座管理手数料
初期口座の時価総額×0.5%を毎月徴収
・投資口座管理手数料
時価総額×0.125%を毎月徴収
・信託報酬 ※IFAによって異なる
時価総額×0.25~0.375%を四半期ごとに徴収
・一括投資手数料
一括投資額×7%
Regular Savings Plan | RSPのボーナス
・プレミアムインセンティブ
初回積立時に付与されるボーナス
※積立期間によって付与される金額が異なる
10年~:積立金額の1.5ヶ月分
15年~:積立金額の3ヶ月分
20年~:積立金額の4.5ヶ月分
25年~:積立金額の6ヶ月分
※月々の積立金額が、下記積立額以上の場合に対象となる
日本円:46,500円
米ドル:420ドル
ユーロ:360ユーロ
香港ドル:3,000香港ドル
オーストラリアドル:540オーストラリアドル
イギリスポンド:300イギリスポンド
スイスフラン:390スイスフラン
【例】
積立期間:25年
積立金額:50,000円
⇒初回積立時に300,000円が付与される
・エキストラアロケーション
積立時に毎回付与されるボーナス
※積み立てを一時停止してしまうと、付与されなくなる。積み立てを再開すると、再び付与される。
※下記積立額以上の場合に、積立金額の1%が付与される
日本円:85,250円
米ドル:770ドル
ユーロ:660ユーロ
香港ドル:5,500香港ドル
オーストラリアドル:990オーストラリアドル
イギリスポンド:550イギリスポンド
スイスフラン:715スイスフラン
※下記積立額以上の場合に、積立金額の2%が付与される
日本円:147,250円
米ドル:1,330ドル
ユーロ:1,140ユーロ
香港ドル:9,500香港ドル
オーストラリアドル:1,710オーストラリアドル
イギリスポンド:950イギリスポンド
スイスフラン:1,235スイスフラン
【例】
積立期間:25年
積立金額:200,000円
⇒積立時に毎回4,000円が付与される
・ロイヤリティボーナス
満期に付与されるボーナス
※積立年数(10~25年)によって時価総額に対するボーナス率が異なる
⇒2.5~7.5%
【例】
積立期間:25年
満期時時価総額:3,000万円
⇒満期に225万円が付与される
YouTube動画はこちら!
Investors Trust / インベスターズトラスト
Investors Trust / インベスターズトラストは2002年にケイマン諸島に設立された金融機関(保険会社)です。会社としての歴史は浅いですが、手数料の安さなどのメリットが評価され、日本人の契約者が増えてきています。
Investors Trust / インベスターズトラスト 公式ページ
Investors Trust / インベスターズトラストの概要、歴史、背景
・2002年に設立。
・世界100ヶ国以上で事業を展開している。
・Investors Trust / インベスターズトラストは顧客の資産をバンク・オブ・アメリカで分別管理している。
・Investors Trust / インベスターズトラストの監査は世界4大会計事務所であるKPMGが行っている。
それでは次に、Investors Trust / インベスターズトラストのメイン商品である「Evolution | エボリューション」および「S&P 500」を紹介していきます。
Evolution | エボリューション
「Evolution | エボリューション」はInvestors Trust / インベスターズトラストの主力商品です。低額から積み立てられるのが特徴で、日本人の契約者も数多くいます。
Evolution | エボリューションの概要
・積立期間
5,10,15,20,25年のいずれかを選択
※積立年数が5年の場合は最低積立金額が2倍になる
・運用期間
制限なし
・保障期間
制限なし
・契約者数
1名or 2名(共同名義の相手に制限はない)
・契約可能年齢
0~85歳
・積立年齢制限
満85歳の誕生日まで(共同名義の場合は年上の契約者が対象)
・初期口座期間
4~24ヶ月
※積立期間により変動
⇒5年:4ヶ月、10年:13ヶ月、15年:16ヶ月、20年:20ヶ月、25年:24ヶ月
・満期受取金
時価総額(積立金+運用益+エクストラアロケーションボーナス+ロイヤリティボーナス)
・死亡時受取金
時価総額(積立金+運用益+エクストラアロケーションボーナス+ロイヤリティボーナス)の101%
※契約期間中に積み立てを停止した場合は、1%のお見舞金は付かなくなる
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners)
アメリカ内銀行口座自動引き落とし
海外送金 ※四半期 / 半年払い / 年払いのみ
・積立通貨
米ドル、ユーロ、イギリスポンド
・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い
・最低積立金額
米ドル:100ドル
ユーロ:100ユーロ
イギリスポンド:100イギリスポンド
※積立年数が5年の場合は上記金額の2倍になる
・プラン最低維持額
米ドル:12,000ドル
ユーロ:12,000ユーロ
イギリスポンド:12,000イギリスポンド
※101商品は上記金額に加えて、解約手数料分が必要になる
・身分証明書 ※いずれか一つ
パスポート、運転免許証
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、住民票、クレジットカード明細書
・譲渡
契約後7ヶ月以降であればいつでも可能 ※譲受人は18歳以上
・減額
初期口座期間終了後に申請可能 ※最低積立金額を維持することが条件
・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
※最低取崩額は600米ドル
・一時停止
予め期間を指定した一時停止は不可
・停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
※契約期間中に積み立てを停止した場合は、1%のお見舞金は付かなくなる。そのため、死亡時に受益者が受け取るのは時価総額になる
・解約
いつでも申請可能
※解約時の残存契約年数に基づいて、初期口座管理手数料の未払い分が徴収される
※契約積立年数に関わらず、15年間継続して積み立てした場合は早期解約手数料は免除される
Evolution | エボリューションの手数料
他の海外積立商品と同様に、「Evolution | エボリューション」にはいくつかの手数料がかかります。ただ、他社の商品と比べて、比較的手数料は割安です。
・契約手数料
米ドル:7米ドル、ユーロ:7ユーロ、英ポンド:4.5英ポンドを毎月徴収
・初期口座管理手数料
最初の10年間:累計積立額×1.9%を毎月徴収
11年目以降:累計積立額×0.35%を毎月徴収
・投資口座管理手数料
時価総額×0.125%を毎月徴収
・信託報酬 ※IFAによって異なる
時価総額×0.25を四半期ごとに徴収
・一括投資手数料
一括投資額×7%
Evolution | エボリューションのボーナス
・エキストラアロケーション(積立時に毎回付与されるボーナス)
※積み立てを一時停止してしまうと、付与されなくなる
※積立額が大きいほど、付与されるボーナスも大きくなる
※下記積立額以上の場合に、積立金額の1%が付与される
米ドル:150ドル
ユーロ:150ユーロ
英ポンド:150英ポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の2%が付与される
米ドル:300ドル
ユーロ:300ユーロ
英ポンド:300英ポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の3%が付与される
米ドル:450ドル
ユーロ:450ユーロ
英ポンド:450英ポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の4%が付与される
米ドル:600ドル
ユーロ:600ユーロ
英ポンド:600英ポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の5%が付与される
米ドル:1,125ドル
ユーロ:1,125ユーロ
英ポンド:1,125英ポンド
【例】
積立期間:25年
積立金額:500ドル
⇒積立時に毎回15ドル(500ドル×3%)が付与される
・ロイヤリティボーナス (満期に付与されるボーナス)
※10目から5年ごとに支給される
【積立年数】
10年:積立総額の7.5%
15年:過去5年間の積立総額の5%
20年:過去5年間の積立総額の5%
25年:過去5年間の積立総額の5%
S&P500 Index
「S&P500 Index」はInvestors Trust / インベスターズトラストの主力商品の一つです。その名の通り、アメリカの上位500社の株価を反映しているS&P500のインデックス指数に連動した運用成果となります。
もう一つの主力商品であるEvolution | エボリューションと違い、元本確保という特徴があります。
元本が確保されている代わりに、契約時に決めた期間は積み立てを続ければなりません。途中で積み立てを停止してしまった場合など、条件を満たせなくなると元本が保障されなくなることがります。
その点に注意して以下の概要を読み進めていってください。
S&P500 Indexの概要
・積立期間
10,15,20年のいずれかを選択
※積立金に対して以下の割合が最低保証となる
⇒10年:100%、15年:140%、20年:160%
・運用期間
満期(10,15,20年)を迎えると償還手続きが行われる
・保障期間
運用期間に準ずる
・支払猶予期間
90日
・契約者数
1名or 2名(共同名義の相手に制限はない)
・契約可能年齢
10年プラン:18~60歳
15年プラン:18~55歳
20年プラン:18~50歳
・積立年齢制限
満70歳の誕生日まで
・初期口座期間
10年プラン:14ヶ月
15年プラン:25ヶ月
20年プラン:28ヶ月
・満期受取金
時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)
※積立金に対して以下の割合が最低保証となる
⇒10年:100%、15年:140%、20年:160%
・死亡時受取金
時価総額の101%
※契約後2年以内に病気や障害による死亡もしくは自殺があった場合は、死亡給付金は支払われない。また、猶予期間内に積み立てをしなかった場合は、死亡給付金は支払われない。
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、American Express、Diners)
アメリカ内銀行口座自動引き落とし
海外送金 ※四半期 / 半年払い / 年払いのみ
・積立通貨
米ドル
・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い
・最低積立金額
米ドル:200米ドル
・プラン最低維持額
米ドル:24,000米ドル
・身分証明書 ※いずれか一つ
パスポート、運転免許証
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、住民票、クレジットカード明細書
・譲渡
書面による手続きにて譲渡可能 ※譲受人は18歳以上
・減額
最低積立金額(200米ドル)を維持することを条件に、減額可能
※減額すると元本保証が無効になる
・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
※最低取崩額は600米ドル
※取り崩すと元本保証が無効になる
・一時停止
一時停止不可
・停止
停止不可
・解約
いつでも申請可能
※解約時の残存契約年数に基づいて、初期口座管理手数料の未払い分が徴収される
S&P500 Indexの手数料
ここでは「S&P500の手数料」について解説していきます。S&P500は元本確保型の商品であるため、他社の商品やインベスターズトラストの他の商品と比べづらい面がありますが、手数料は割高です。
・契約手数料
10米ドルを毎月徴収
・年間管理手数料
10年プラン:時価総額×2.0%を年ごとに徴収
15年プラン:時価総額×1.7%を年ごとに徴収
20年プラン:時価総額×1.1%を年ごとに徴収
・ストラクチャー手数料
時価総額×0.125%を毎月徴収
・信託報酬 ※IFAによって異なる
時価総額×0.25を四半期ごとに徴収
S&P500 Indexのボーナス
・ロイヤリティボーナス (満期に付与されるボーナス)
※10目から5年ごとに支給される
【積立年数】
10年:積立総額の7.5%
15年:過去5年間の積立総額の5%
20年:過去5年間の積立総額の5%
Providence Life / プロビデンスライフ
Providence Life / プロビデンスライフは2010年にモーリシャスに設立された金融機関(保険会社)です。モーリシャスはオフショア地域(税金がかからない地域)であるため、運用中は税金がかかりません。そのため、顧客の資産を大きく増やすことができるのです。
Providence Life / プロビデンスライフ 公式ページ
Providence Life / プロビデンスライフの会社概要、歴史、背景
・2010年に設立。
・総預資産は700億円以上。
・モーリシャスのオフショア金融センターに本社を置き、ドバイにオペレーションオフィスを構えている。
・Providence Life / プロビデンスライフはモーリシャスが定める最低資本金規制の968%を保有 しており、非常に健全な財務状況を維持している。
・Providence Life / プロビデンスライフは顧客の資産をeuroclear / ユーロクリアで分別で管理している。
※euroclear / ユーロクリア:世界有数の信託銀行。総預資産は3,500兆円以上。大手企業だけでなく、大手銀行、中央銀行も資産を預けている。
それでは次に、Providence Life / プロビデンスライフの「Compass | コンパス」について解説していきます。
Compass | コンパス
「Compass | コンパス」はProvidence Life / プロビデンスライフの主力商品です。商品構成としては、Investors Trust / インベスターズトラストの「Evolution | エボリューション」に似ています。
ただ、Evolution | エボリューションに比べると、ボーナスが付く基準が高いなど、少し見劣りする部分があります。そのあたりの違いを比べながら、下記を読み進めてください。
Compass | コンパスの概要
・積立期間
5~30年
※1年単位で選択可能
※積立期間満了後も75歳になるまでは積み立てを継続できる
※積立年数が10年未満の場合は最低積立金額が2倍になる
・運用期間
被保険者が死亡するまで
・保障期間
運用期間に準ずる
・契約者数
1名or 2名(原則として夫婦、親子、兄弟でないと共同名義を組めない)
・被保険者数
1名or 2名(18歳以上69歳未満)
・契約可能年齢
18~70歳
・積立年齢制限
満75歳の誕生日まで(共同名義の場合は年上の契約者が対象)
・初期口座期間
4~28ヶ月
※積立期間により変動
⇒5年未満:4ヶ月、6~10年:14ヶ月、11~15年:16ヶ月、16~20年:19ヶ月、21~25年:23ヶ月、26~30年:28ヶ月
・満期受取金
時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)
・死亡時受取金
時価総額(積立金+運用益+ロイヤリティボーナス)の101%
・支払方法
クレジットカード(VISA、Master Card)
イギリス内銀行口座から自動引き落とし
・積立通貨
日本円、米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、イギリスポンド
・積立頻度
月払い、四半期払い、半年払い、年払い
・最低積立金額
日本円:40,000円
米ドル:300米ドル
ユーロ:270ユーロ
オーストラリアドル:288オーストラリアドル
イギリスポンド:200イギリスポンド
※積立年数が10年未満の場合は上記金額の2倍になる
・プラン最低維持額
日本円:400,000円
※他通貨のプラン最低維持額はIFAに確認してください
・身分証明書
パスポート
・住所証明書 ※いずれか一つ
運転免許証、公共料金証明書、銀行・クレジットカード明細書、建物の賃貸借契約書、雇用主発行のレター
・譲渡
書面による手続きにて譲渡可能
※譲受人は18歳以上
※被保険者の変更手続きは不可
・減額
初期口座期間終了後に申請可能
・取り崩し
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
・一時停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能(最長2年)
・停止
初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
・解約
いつでも申請可能
※解約時の残存契約年数に基づいて、初期口座管理手数料の未払い分が徴収される
Compass | コンパスの手数料
続いて「Compass | コンパス」について解説していきます。いくつかの手数料があるので分かりにくいと思いますが、他社の積立商品と比べて手数料は比較的安いです。
・契約手数料
日本円:400円、米ドル:3米ドル、ユーロ:2.7ユーロ、オーストラリアドル:2.88オーストラリアドル、イギリスポンド:2イギリスポンドを毎月徴収
・初期口座管理手数料
最初の10年間:累計積立額×2%を毎年徴収
11年目以降:累計積立額×0.3%を毎年徴収
・投資口座管理手数料
時価総額×1.5%を毎年徴収
・信託報酬 ※IFAによって異なる
貯蓄口座の時価総額×1%を毎年徴収
・一括投資手数料
一括投資額×1.5%を5年間に渡り徴収
Compass | コンパスのボーナス
・エキストラアロケーション(積立時に毎回付与されるボーナス)
※積み立てを一時停止してしまうと、付与されなくなる
※積立額が大きいほど、付与されるボーナスも大きくなる
※下記積立額以上の場合に、積立金額の1%が付与される
日本円:40,000円
米ドル:300ドル
ユーロ:270ユーロ
オーストラリアドル:280オーストラリアドル
イギリスポンド:200イギリスポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の2%が付与される
日本円:60,000円
米ドル:450ドル
ユーロ:405ユーロ
オーストラリアドル:432オーストラリアドル
イギリスポンド:300イギリスポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の3%が付与される
日本円:80,000円
米ドル:600ドル
ユーロ:540ユーロ
オーストラリアドル:576オーストラリアドル
イギリスポンド:400イギリスポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の4%が付与される
日本円:100,000円
米ドル:750ドル
ユーロ:675ユーロ
オーストラリアドル:720オーストラリアドル
イギリスポンド:500イギリスポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の5%が付与される
日本円:150,000円
米ドル:1,125ドル
ユーロ:1,012.5ユーロ
オーストラリアドル:1,080オーストラリアドル
イギリスポンド:750イギリスポンド
※下記積立額以上の場合に、積立金額の6%が付与される
日本円:250,000円
米ドル:1,875ドル
ユーロ:1,687.5ユーロ
オーストラリアドル:1,800オーストラリアドル
イギリスポンド:1,250イギリスポンド
【例】
積立期間:25年
積立金額:500ドル
⇒積立時に毎回5ドル(500ドル×1%)が付与される
・ロイヤリティボーナス (満期に付与されるボーナス)
※10目から5年ごとに支給される
【積立年数】
10年:積立総額の5%
15年:過去5年間の積立総額の5%
20年:過去5年間の積立総額の5%
25年:過去5年間の積立総額の5%
30年:過去5年間の積立総額の5%
まとめ
今回は「日本人が契約できる海外積立商品」について詳しく解説してきました。他にも海外積立商品はありますが、ほとんどの日本人はこの記事で紹介した商品を選んでいます。
この中でも特に人気があるのが、RL360の「Regular Savings Plan | RSP」とInvestors Trust / インベスターズトラスト「Evolution | エボリューション」です。
歴史と信頼性を重視するのであれば「Regular Savings Plan | RSP」、積立額の幅広さと手数料の安さを重視するのであれば「Evolution | エボリューション」という感じでしょうか?
それぞれの商品の特性をよく理解し、正規代理人としっかりと相談した上で、自分にとってベストな海外積立商品を選ぶようにしましょう。