日本国内の海外投資は「フレンズプロビデント(Friends Provident International)」から始まったといっても過言ではありません。
現在は日本居住者との新規契約を打ち切っていますが、今でも多くの日本人がフレンズプロビデントで資産を運用しています。
今回は「フレンズプロビデントの手数料とボーナス」について詳しく解説していきます。また、IFA(運用会社)を再検討する重要性についてもお話しています。
フレンズプロビデントで運用がうまくいっていない人は、今のIFAに任せておいてよいか改めて考えてみましょう。運用成績が良い優秀なIFAも紹介しているので、IFAの切り替えを検討する材料にしてみてください。
もくじ
1、フレンズプロビデントの会社概要
2、フレンズプロビデントの手数料
・契約手数料:6ドル/月
・初期口座管理手数料:0.5%/月
・投資口座管理手数料:0.125%/月
・信託報酬:1%/年
3、フレンズプロビデントのボーナス
・アニバーサリーボーナス
・満期ボーナス
4、実際のコストは年間「約2.5%」
5、フレンズプロビデントの資産が増えない人が取るべき対策
6、まとめ
7、YouTube動画はこちら!
フレンズプロビデントの会社概要
フレンズプロビデントには非常に歴史が古い金融機関です。日本では契約者以外はあまり耳にしないと思いますが、世界中に契約者がいます。
・1832年にマン島で設立
・所在地:Royal Court, Castletown, Isle of Man, British Isles, IM9 1RA.
・マン島だけでなく、ジャージー島、香港、シンガポール、ドバイに拠点を持ち、アジアおよび中東を中心に事業を展開している。
・現在はInternational Financial Group Limited(IFGL)の傘下になっている。
※RL360゜もInternational Financial Group Limited(IFGL)の傘下
※2017年まではAvivaグループの傘下だった
・従業員数:700名以上
・顧客数:全世界に約24万人
・預かり資産総額:約2.6兆円
・格付け:A+(S&P:Standard&Poors)、A2(Moody’s)
フレンズプロビデントのには、「プレミア」、「プレミアCR」、「プレミアウェルスCR」の3つの積立商品があります。それぞれ商品概要が少し違うので、詳細は下記の記事をご参照ください。
フレンズプロビデントの手数料
フレンズプロビデントの積立商品には、4つの手数料がかかります(一括投資手数料を除く)。詳細は以下のとおりです。
契約手数料
米ドル:6ドル
初期口座管理手数料
初期口座の時価総額×1.5%を四半期ごとに徴収
投資口座管理手数料
時価総額×0.1%を毎月徴収
信託報酬
時価総額×0.25~0.375%を四半期ごとに徴収
※IFAによって異なる
一括投資手数料
フレンズプロビデントのボーナス
フレンズプロビデントの積立商品には、2つのボーナスが付きます。詳細は以下のとおりです。
アニバーサリーボーナス
契約から10年後以降、「時価総額の0.5%÷12」が貯蓄口座に毎月付与される
※付与条件:積立金の支払いが過去1年間継続している(一部引き出しをしていても、積み立てを継続していれば条件を満たしている)
満期ボーナス
実際のコストは年間「約2.5%」
ここまで、フレンズプロビデントの手数料とボーナスについて解説してきました。
ただ、ほぼすべての人が「実際のコストはどれくらいか分からない」と思うはずです。手数料が4つ、ボーナスが2つもあると、このように思うのは当然かもしれません。
しかし、これは同系統の海外積立商品の資産を元に割り出すことができます。
そして、実際のコストは年間で「約2.5%」になります。通常の海外積立商品はこれくらいのコストになるので、普通のコストと覚えておきましょう。
フレンズプロビデントで資産が増えない人が取るべき対策
「フレンズプロビデントを契約しているけど資産が増えない」という人は意外と多いです。
そのような方はIFAと呼ばれる運用会社を変更することをお勧め致します。なぜなら、商品を運用しているのはフレンズプロビデントではなくIFAだからです。
海外投資(海外積立投資)では、IFAが運用の要になります。海外金融機関、IFA(および正規代理店)、顧客の関係を示すと下図のようになります。
海外金融機関、IFA(および正規代理店)、顧客の関係図
そのため、もし「フレンズプロビデントで積み立てをしているのに資産が増えない」というのであれば、IFAを見直すことをおすすめ致します。
ここで「どのようなIFAに切り替えればいいの?」と思った人は、下記の条件を満たしているIFAに移管するべきです。
【優秀なIFAの条件】
・歴史が古い ※20年以上など
・会社規模が大きい ※規模が小さいと倒産することがあります
・日本人顧客に対して運用報告会を開催している
・運用成績が良い(過去10年間で平均8%以上など)
例えば、アドミニストレーションは上記の条件を満たしている優秀なIFAです。
もし「IFAの変更について相談したい」という方は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は「フレンズプロビデント」の手数料とボーナスについて詳しく解説してきました。
フレンズプロビデントの積立商品は他の海外積立商品と同じような手数料がかかり、ボーナスが付きます。そのため、資産が増えるかはやはりIFAの運用にかかっているのです。
もしフレンズプロビデントの資産が増えなくて悩んでいるのであれば、IFAを変更することを検討してみても良いかもしれません。ご相談をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合せください。
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